2014年10月29日

月を指さす

指さして、月のありかを示す、よくやる行為です

スーパー ムーン
DSC07622.JPG

そして、ブラディ ムーン
IMG_3019.JPG
知人の H 氏 から 借用しました。
この月は 明度が低いので、僕のカメラでは 捉えられませんでした。

教行証文類を読んで、浄土に対する考えが変わりました。

月を 証(さとり) に譬え、教行証文類 を 指差し に譬えていたのが、著者である 親鸞。
指である教行証文類を、とやかく云うのではなく、解釈するのではなく、指差している 月を 見よと!

教行証文類が 指差しているのが さとり の世界である 浄土。
親鸞までの浄土教では、浄土は、臨終のときか、死んだあとに行くところという理解しかありませんでした。

ところが、親鸞は 教行証文類で、死んだ後に 往く浄土は、仮の浄土だと、真の浄土は 死んでいる生きているという事に関係なく、常に顕現しているものだと。
顕現している浄土に 気づくことが、さとり で、そして、その さとり に達する道を示したのだと、理解してます。
死ぬことと結びついた 浄土 を称える 浄土宗 とは、違うのだと 云う意味で 浄土真宗 と自らを呼んだのだと思うのです。
その 教え と 行 と、さとり の内容を 開顕 しているのが 教行証文類 という 指差し なのだと。

浄土は、存在といのち の本質的な存在で、大乗仏教では 真如 とも 一如 とも 云われていたものと考えます。
この 如 から来たのが 如来で、如来を通して 真如 の存在と一体化する。この世で、この身のままで、浄土に往生する。
往生したなら、この四苦八苦の煩悩を抱えたままで、四苦八苦を 横ざまに超証する身となる事が出来ると、教えてもらいました。

「慶ばしいかな、心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す」
という 境地でしょうか。






posted by syouryu at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 教行証文類

2014年10月24日

ようやく5年か〜

DSC07512.JPG

なにやかやと忙しく、ブログもしばらく ぶりになりました。

ノーベル賞の受賞もあったりして、うちの ハロン母さんは、それも興味がある様子
DSC07609.JPG

いくら科学が発展しても、社会が進歩しても、人というのは、どうしようもできない事態に直面します。

とりもなおさず、生老病死 の四苦ですが、端的には 人として避けられない 生死 の現実でしょうか。

親が死ぬとか 年配の方の 死 を前にしても、それほどの動揺はありませんでした。
同年輩の 友人や知人が 亡くなると 堪えますし、家内のときは、本当に堪えました。
断腸の思い というのは、あるようで、葬式の時から 大量に下血し貧血状態になって 一週間入院しましたが、
胃はもちろん、小腸、大腸にも 出血源が見つからず、原因不明のまま、生還しました。

配偶者が 亡くなると、癌になったり、自殺する割合が増えますが、気にもしてませんでした。
3年目に、胃癌になりましたから、その通りになったわけです。
胃癌になって、2年が経ったころ、生還する可能性が高くなったにもかかわらず、生死 について考えました。


道元著 正法眼蔵 も手元に置きましたが、こちらは、体系書というよりも、日々の法話という感じで、読んで理解するというものではなさそう。

教行証文類 は 一年で、ようやく通読はできたでしょうか。
座右の愛読書にして、3年が経ち、今では、2,3日で通読はできるようになり、自分なりに内容を理解できたように思えます。
そして、ようやく、この年で、 生死 を 超越できてきたんかなあ と思う日々です。

家では、猫たちが癒してくれています。
IMG_1797_edited-1.jpg
posted by syouryu at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 教行証文類

2014年04月06日

一光三尊佛御開扉

親鸞 教行信証
を、愛読しだして、一番に気に入って、今読んでいるのが、真宗高田派聖典 中の 教行信証。
この 聖典には、註がないのです。
註があると、意味を校正者の方向に向けられてしまいます。
ようやく、教行信証 を判りだしたように思え、気分が高揚する今日この頃です。
この、公正な校正者 の 元をいずれ訪れたいと思っておりました。

機会が出来ました。
高田派専修寺 で行われている、親鸞聖人直拝 と伝わる 一光三尊佛 の 17年に一度の 御開扉。 行ってきました、オープンカーで、三重県津市一身田町まで。

DSC01138.JPG

親鸞 の関東布教直弟子直系の流派だけあって、見事な 御影堂の伽藍です。
解説者によると、東大寺、本願寺、知恩院、三十三間堂 に次いで大きな木造建築だそうです。

晴天と思いきや、先週の大徳寺 と同じで、急な雨
DSC01121.JPG
雨空にそびえる 二層式の 如来堂

来たかいがあって、親鸞 直拝、一光三尊佛を 拝せました。
PK2014040302100176_size0[1].jpg

正直、遠目でよく観えなかった。三尊 と言われればそうかなあ、ぐらいです。
また、今度、17年目の時は、バレー鑑賞のように、オペラグラスを持っていこう。

仏像鑑賞は、何十年来の趣味なのですが、最近は、有名どころは、ほぼ観つくしたと思っておりましたので、仏像鑑賞の時は、頭につける電池と双眼鏡が必需品だったのを忘れてました。

posted by syouryu at 16:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 教行証文類

2013年11月16日

「生死出づべき道」

親鸞著「教行信証」 は、何を書いているかといえば、
「生死出づべき道」
について、その道を指示して、その到達目標を設定している、という内容かと。

すなわち、
死を出づべき道
生を出づべき道
の二つの道を含んでいます。
そのために、死 を克服する方法と、生 を克服する方法 とが重層化してますので、どちらに読むかで、解釈に幅が出てきます。

古典的な解釈では、死を克服する方法としてとらえているようです。
死んで浄土に行って、全て解決する、といわれてもねェ・・・・

「教行信証」 には、
「慶ばしいかな、心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す」
と、親鸞自身の意識状態を表現しています。

おそらく、親鸞 50から60歳のころの著述でしょう。
心は、浄土にたって、念は、大涅槃海を流れている。
とい事でしょうか。

心 とは、心臓にある意識
念とは、臍のあたりにある全身の意識
と、理解しています。
死んでから、浄土に行くわけでもないのですね。

親鸞は、80歳になって、自己の境地を、「如来のごとし」 と表白して、弟子たちを困惑させました。
認知症ぎみじゃないの、と、揶揄する向きもあるかに聞きますが、80歳にならないと理解できない境地なのでしょう。
僕も、80歳になったら、「如来のごとし」 と、言い放ってみたいです。

今は、「心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す」 で、十分に満足です。

毎回、申し訳ないですが、猫の食事風景
DSC01405.JPG

DSC01375.JPG

posted by syouryu at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 教行証文類

2013年10月29日

形から入ります

コスモスも最後の花
DSC00945.JPG

8月10日 の記事にも書きましたが・・・
「教行信証」 を読みだして、2年。
これも、家内が亡くなって、自分が胃癌になった事など、が誘引になったのでしょうか。
たまたま、胃癌からは生還しましたが、いつ死ぬかわからない歳ですし・・
人の世の四苦八苦にのたうち回る 、煩悩深重の群生 のひとりですから。
生老病死 から、救済されることを、真剣に考えるようになりました。

そこで、読みだした「教行信証」

原本は、漢文ですから、漢字かな交じりの 延書 にしてもらわないと、読めません。
現在、普通に手に入る この手の書籍は、5種類

DSC01152.JPG

左から、岩波からでている、金子大栄編
本願寺派の聖典集、東本願寺の聖典、
星野、家永ら編集の 親鸞
真宗高田派聖典

全て、アマゾン から購入してます。
何かにつけ、形から入りますので、まずは、これらの書籍を取り揃えました。

それに、真宗各派は、各々に 秘蔵してきた 「教行信証」 をもとにしていることもあって、それぞれの編者の考えが反映された装幀になってますので、本を代えて読むと、全く違った理解がされることもあって、読み比べると面白いです。

また、先月からは、カルチャーセンターの、「教行信証」の講読セミナー にも参加してます。
この「教行信証」は、十人十色の理解が行われていて、不思議な書です。

著者の親鸞自身が、幾重にも重ねて、説いていますので、都合の良いところだけを抜き取った解釈が横行している感がします。
全体で、言い尽くしたかった 親鸞の仏道了解 に近づいていくのが嬉しいです。

この世において、四苦八苦 から解脱できるのも楽しみです。
posted by syouryu at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 教行証文類

2013年08月10日

親鸞「教行信証」 を読んでみました

汚泥の中から、咲き誇る聖なる花。
浄土往生では、この花の中に 化生すると・・

DSC00168.JPG

DSC00170.JPG


2012年初頭から 読み込みだした 親鸞 著 「教行信証」

ひと通り 読んだような、目を通しただけのよう気がする 今日この頃です。

教・行・信・証・真仏土・化身土 の6章立てです。

真宗教団 や 学者 からの解説書も多く、解読され尽くされているように思えますが。


どう考えても、そんな解釈はできないだろうというような、高名な宗教学者の解説書が多いです。
主な文章が、経論釈からの引用抜粋だからでしょうか、学者の自説を無理やりに当てはめているような感じです。
人それぞれが、自分の考える仏教を、写し取る 書 なのでしょう。
自分なりに理解するしかないですね。

一方で、少ないながら要所要所での 親鸞自身の言葉は、流麗で美文、かつ簡明で、判りやすいです。

僕も、自分なりに読んでいると、結構な含蓄のある名著だと気づきました(当たり前ですががく〜(落胆した顔))。

この 書の親鸞の標榜は 「顕浄土真実教行証文類」 です。

したがって、教、行、証 の3章で、この書の基本が成り立っていると理解しました。



まず、大無量壽経 が 釈迦の本意であると 教 でおさえます。
そこで、称名念仏 こそが、行 であると 論証します。
証 では、そこで得られる さとり の内容を 開陳しています。

信 は、 仏教界 での、信心 を巡る論争に決着をつけるための、いわゆる 神学論争 でしょうか。

真仏土 は、真実の浄土 を顕現しています。

化身土 は、三つの内容が 説かれていまして、難解です。
七宝楼閣 の浄土は、真実の浄土ではなく、化身土と、まず、説いています。
つぎに、末法の世の仏教のあり方を説きます。
三つめに、浄土教を弾圧している朝廷への弾劾 を、経典を引用することで示したのだと思います。
そして、最後に、こうした外教も、菩薩は摂取救済すると・・・

ここまで、書いただけでも、突拍子もない 解釈となっています。

僕は、この書の 証 のところが、気に入っています。
この証だけなら、今では、一時間ほどで 通読できるので、ときに読んで ブレインウオッシング できます。
途中で、寝ることが多いですが・・・・・

引用されている文章は、お伽話か神話というような 内容です。
当然ですね。 親鸞が著したのが、800年前。多くを引用している 曇鸞「浄土論註」などは、1500年以上前の著作、竜樹 などは、2000年前ほどですから。
日本に入ってきて、100年ほどの、近代の合理的理性では、理解できませんね。


posted by syouryu at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 教行証文類
最近の記事
(01/07)本日でこのブログを 終結して、
(12/31)今年も、あと数時間
(12/28)今年の総括
(12/26)胃全適して、ちょうど5年が経ちました
(12/22)食事の工夫
(12/20)猫団子 を見たい
(12/18)最後の 健診
(12/15)考える葦
(12/12)甲状腺がんが多発
(12/10)ジャズ・フェステバル
(12/07)師走の御堂筋
(12/04)猫団子 出現
(12/02)プラスチックの サキソフォン
(11/30)ボリショイ・バレー 観てきました
(11/24)胃全摘5年を祝ってもらいました
(11/21)陽だまりを求めて
(11/18)美味しい 干物 いただきました
(11/14)もうすぐ、5年目の健診
(11/10)忘年会には まだ早い
(11/05)紅葉も盛りに
コメント、有難うございます
本日でこのブログを 終結して、
 ⇒ MASUDA (11/17)
 ⇒ さっちん (09/05)
 ⇒ syouryu (01/23)
 ⇒ 華子 (01/18)
 ⇒ syouryu (01/08)
 ⇒ syouryu (01/08)
 ⇒ ゆう (01/07)
 ⇒ チャミママ (01/07)
胃全適して、ちょうど5年が経ちました
 ⇒ こすもす (01/13)
 ⇒ syouryu (01/07)
 ⇒ syouryu (01/07)
 ⇒ syouryu (01/07)
 ⇒ ゆう (12/31)
 ⇒ ca_nonn (12/30)
 ⇒ 胡蝶 (12/26)
食事の工夫
 ⇒ syouryu (12/28)
 ⇒ 胡蝶 (12/24)
最後の 健診
 ⇒ syouryu (12/22)
 ⇒ みさちか (12/21)
師走の御堂筋
 ⇒ syouryu (12/15)
 ⇒ syoouryu (12/12)
 ⇒ syouryu (12/11)
 ⇒ 胡蝶 (12/09)
 ⇒ ゆう (12/09)
 ⇒ わたあめ (12/08)
猫団子 出現
 ⇒ syouryu (12/11)
 ⇒ ゆう (12/09)
プラスチックの サキソフォン
 ⇒ syouryu (12/05)
 ⇒ ねこ好き (12/02)
胃全摘5年を祝ってもらいました
 ⇒ syouryu (12/01)
 ⇒ syouryu (11/30)
 ⇒ syouryu (11/30)
 ⇒ syouryu (11/30)
 ⇒ syouryu (11/30)
 ⇒ たいちゃん (11/29)
 ⇒ ねこ好き (11/26)
 ⇒ 胡蝶 (11/26)
 ⇒ ゆう (11/25)
 ⇒ ゆう (11/25)
 ⇒ 小出 利香 (11/25)
医学は煩悩
 ⇒ takopon (11/24)
 ⇒ syouryu (04/19)
 ⇒ syouryu (04/19)
 ⇒ syouryu (04/19)
 ⇒ komの夫 (04/18)
 ⇒ ポトス (04/18)
 ⇒ チャミママ (04/18)
忘年会には まだ早い
 ⇒ syouryu (11/14)
 ⇒ syouryu (11/14)
 ⇒ たいたい父ちゃん (11/12)
 ⇒ carol (11/11)